みなさんの「チョットした心掛け、チョットした工夫」で犯罪被害にあう危険を少なくすることが出来るのです。
— 読み進める www.pref.aichi.jp/police/anzen/shijo/josei.html
みなさんの「チョットした心掛け、チョットした工夫」で犯罪被害にあう危険を少なくすることが出来るのです。
警察のみなさんの多くが、卑劣な犯罪の抑制、撲滅に努めたいとの気持ちで、こういった広報されていることは、わかります。
だからこそ、ちょっとだけ、発想の転換をしてほしいと思います。
みなさんの「チョットした心掛け、チョットした工夫」
を、「想定される被害者」にのみ求めるのは変じゃないですか?
むしろ、
「チョットした心掛け、チョットした工夫」
が必要なのは
「加害してしまうかもしれない人」全体なのではないでしょうか?
うまく伝わらないかもしれませんが…
あえて乱暴な言い方をすると、
「女性は殴られやすい存在なので自衛に自衛を重ねてください」
と置き換えられるようなメッセージが当然のように発せられていることに、疑問があるわけです。
これでは、「殴る方が悪い」という道理が、みるみる薄まってくる。
実際、そうなっていると思います。
◇
「夜遅く出歩く女性は狙われる」
という言説を「是」として共有する社会は、本来おかしい。
それは、いついかなる状況でも、誰かを誰かが襲って傷つけていいわけはないからです。
女性だから男性だからということとも違う、人間として当たり前のこととして、言いたい。
「痴漢に注意」という看板を見るたび、過去に受けた性被害について「わたしの注意が足りなかったのかな」という思いに駆られます。
被害から10年以上経った今でもです。
けれどここ数年で、自分と同じように感じている人が少なくないことを、知りました。
その人たちがどういう思いで毎日を生き抜いているか。
もっと顧みられていいはずだと思います。
コメント