原発事故汚染水の海洋放出について、読者のみなさんからいただいた声を紹介します。
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福島第一原発事故による汚染水の海洋放出についての考え
福島第一原発事故による汚染水の海洋放出についての考え②(「無実」を追い求め「二枚舌」を責める)
【坂田昌子さんからのメッセージ】
海を汚したくない
汚染水はずっと問題で、
311から10年以上経っても、故郷は元に戻らない
復興の燈は消してはならない。
私も水と土からなる肥沃な大地を守りたい。
ウネリさん、今後も夫婦で発信を続けてくださいね。楽しみです。
【ウネリウネラから一言】
「海を汚したくない」というシンプルな気持ちがまっすぐに届きました。坂田昌子さん、ありがとうございます!
【三谷雅子さんからのメッセージ】
汚染水海洋放出に反対します
「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない」という福島県漁連らとの約束を守ってください。
毒はいくら薄めても毒です。
長い間、何十年も流し続ければだんだん濃くなり生態系に影響が出てこないとは誰が言えるでしょうか。
一旦放出してしまえば取り返しがつきません。
「毒はいくら薄めても毒」というフレーズが印象的でした。代替案もきちんと検討していない段階で、なぜ「薄めた毒」を海に流すことを容認しなければいけないのか、ということだと思います。
「一旦放出してしまえば取り返しがつかない」というのもその通りだと思いました。陸上保管ならまだしも、海に放出してしまったら、後から問題が生じても回収しようがありません。とても無責任なことのように思います。
【米山努さんからのメッセージ】
汚染水放出は末代への恥
私は「これ海」のメンバーで「いわき市民放射能測定室たらちね」の仕事を手伝っているものです。「これ海」では数年前より汚染水放出反対運動に集中的に取り組んできていますが、自民党3代の総理大臣に撤回させることができずにいます。いよいよ海洋放出が切羽詰まってきていますが、あきらめずに声を上げ続けようと思っています。
特にアメリカに対するよい子ぶりが目立つ岸田内閣に至って、GX法案まであっという間に可決成立させてしまいました。福島原発事故の教訓をかなぐり捨て、原発振興の旗振り役です。得意の「丁寧な説明」という二枚舌を使って、自由な公聴会や異議申し立てができる専門家を交えた討議も重ねず、身内の専門家と称する都合の良い人だけを集めた委員会で決めてしまいます。これでは民主主義が泣きます。
私は戦前の大政翼賛会を思い起こします。政府・関東軍の独走に待ったをかけられない議会とマスコミ言論。結果としては原爆投下までされた大東亜戦争の敗北。現在は政府・原発利権の迷走。汚染水放出は日本の品格を落とし、日本を衰退させます。福島県民にとっては末代への恥となります。
【ウネリウネラから一言】
「いわき市民放射能測定室たらちね」とは、福島県いわき市を拠点に甲状腺検診や食品・土壌の放射能測定を行っている団体ですね。「これ海」とは、原発事故汚染水の海洋放出に反対する市民グループ「これ以上海を汚すな!市民会議」のことです。「たらちね」の方々の多くも「これ海」の活動に参加されていると思います。
「これ海」は毎月13日に「海洋放出反対」のアピール行動を続けています。2年前の「4月13日」に日本政府が海洋放出の方針を決めたことにちなんでいます。今年4月13日のアピール行動は、日本国内だけでなく太平洋諸国やアジア、北米、ヨーロッパにも広がりました。この問題が国際的な関心を集めているということだと思います。
「戦前の大政翼賛会を思い起こす」というご指摘に共感します。汚染水の問題については、マスメディアを含めて多くの人が日本政府に「やさしすぎる」ように思います。
政府がやっていることには「筋が通らない」点がたくさんあります。(たとえば、「関係者の理解なしには処分を行わない」と約束しているのに理解を得られていないうちに放出準備をどんどん進めている点、自分たちが対策を先送りしておきながら「時間がない」の一点張りで海洋放出以外の代替案を真剣に検討しようとしない点、などなど)
そうした点をもっと厳しく追及すべきです。
【織田千代さんからのメッセージ】
海洋放出ありきはおかしい
ウネリウネラさま 会津での意見交換会の様子がとてもよく伝わりました。会場からの意見や、拍手に本当に激しく同意します。処理汚染水が海洋放出に決められた時の経緯も、他の方法をとらなかった理由もうやむやにしたままゴリ押しし続ける、この国と東電の姿勢は本当に悪質だと思います。法律を変えてでも、海洋放出はやめてほしい、せめてそれについて話し合うべきです。急ぐ理由は何なのか。漁業者との約束は順守するというのは、どうすることなのか、とにかく納得できません。
【ウネリウネラから一言】
「海洋放出ありきはおかしい」という織田さんのご指摘、本当にその通りだと思います。
7月6日に会津若松市内で行われた意見交換会でも、政府が海洋放出以外の案をまじめに検討していないことがはっきりしたと思います。「いろいろ真剣に検討した結果、海洋放出しかなかった」のではなく、「初めから海洋放出に決めていた」という感じです。
会津での意見交換会でも、「とにかく納得できない」という意思表示をしていた人はたくさんいました。こうした人びとの声にどう向き合うのか。政府の姿勢が問われています。
皆さまのご意見を募集します
海洋放出問題について、皆さまのご意見を募集します。長いものも短いものも、海洋放出を支持する意見も反対する意見も、なんでも歓迎です。お待ちしております。
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