4月17日の記事で、海洋放出に対して勧告を出した各国が「汚染水」をどう呼んでいるかを紹介しました。勧告を出した6カ国は、日本政府が言う「ALPS処理水」(ALPS treated water)ではなく、「核汚染水」(nuclear contaminated water)、「放射性廃水」(radioactive wastewater)と認識していることが分かりました。
この記事についてペンネーム「風船葛」さんが感想を寄せてくださったので紹介します。
【風船葛さんからのメッセージ】
ALPSでは取りきれない放射性物質
ALPS処理水という言葉でごまかされて、多くの日本人は詳細を調べないまま、「処理してるから大丈夫」、「政府が言うから安全」と思い込んで(思い込まされて)いるように感じています。
日本のマスコミは報道しない内容、「他の国がALPS処理水をどう認識しているのか」が気になっていたので、このような調査は本当にありがたいです。
海に国境はないので、マーシャル諸島、フィジー、東ティモール、サモア、バヌアツの懸念は正常な感覚かと。
中国も漁場が汚染される危険がある為、日中問題関係なく、勧告は当然のように思ってしまいます。
排出する側の国民が無関心で恥ずかしく思うほど…。
排出するのだから、薄めようが何しようが、結局タンクの水を流して海を汚染することには違いない。
事実を伝え続けて頂き、感謝です。
【ウネリウネラから一言】
風船葛さんは「他の国がALPS処理水をどう認識しているのかが気になっていた」と書いてくれました。もちろん、数で言えば「ALPS処理水」と認識している国のほうが多いのかもしれません。4月15~16日に札幌で開かれたG7気候・エネルギー・環境大臣会合の共同声明では「ALPS treated water」という用語が採用されていました。しかし、そう考えていない国もあります。
「日本人は詳細を調べないまま、『処理してるから大丈夫』『政府が言うから安全』と思い込んで(思い込まされて)いる」と風船葛さんは書きます。ご指摘、本当にその通りだと思います。そして「詳細を調べないまま」ということの責任は、やはりマスメディアをはじめとしたジャーナリズムが負わなければならないとも思います。ウネリウネラも微力ながら今後も発信していきます。
風船葛さん、ありがとうございました!
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