東京電力福島第一原発事故で発生している汚染水の海洋放出について、読者の皆さんからいただいたご意見を紹介します。8月24日の放出前にいただいた投稿もあります。編集作業が遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。ぜひお読みください! ※画像は福島の海
【じゅんじゅんさんのご意見】
海洋放出に反対します
政治家の皆さんはこの国の未来や子どもたちの未来をどう考えているのですか? 上に大きな力が働いているのかもしれませんが食べ物が無ければ誰も生きていけないし未来に生きる子どもたちの為に地球をこんなに汚して良いのですか? 安心安全に生きられる為に政治があるのではないのですか? 311で悲惨な目にあいながらも体を張って命懸けで訴えている福島の漁師さん方の姿に感謝です。政治家の皆さんも見習って今だけ金だけ自分だけの政策はやめてください。
【すいかさんのご意見】
汚染された水を海に流すということ
なぜ強引に政府は汚水を流すことにしたのでしょうか?
不景気と自然災害が増えている現在、汚水を流したらよくわからない病やガンの人が増えていくのではないか…と心配です。海の生物に異変も起きていくのではないでしょうか。
仕事、家事、育児で毎日慌ただしくしている私は毎日を生きることに必死です。
そんななか、国民や世界の意見を聞かず、強引に汚水を流す決定をした政府は卑怯だとおもいます。
身勝手なことばかりする政府を選んでいるのは誰だろう…
みんなが疑問をもって行動しないかぎり、やりたい放題になってしまいます。
【いわたまさきさんのご意見】
わたしも汚染水の強行な海洋放出に反対します
福島の方々が理解と納得のできない状況で、海でつながる世界中に向けて、まともな説明も協議もなく、実態が不確かな汚染水を強行に放出するような国のやり方に、国民として反対します。
【平野潤さんのご意見】
国民不在の行政を支持する国民に絶望
一体政府は何を急いで人類史上に残る愚かな決定をしたのか。見切り発車的に、焦燥感に駆られているかのように、この深刻な判断を下したように見えます。たかが東電の圧力によるものなのでしょうか。IAEAや米国による指示なのでしょうか。原発に限った話ではありませんが、岸田政権は見えざる力に翻弄されていて、それに忠実に対応しようとしているようです。国民を犠牲にしても一部勢力の要求に忠実に応える仕事をするとち狂った真面目さ、空虚な努力をする政治を、政権担当能力だとみなしている野党や有権者やマスコミが充満している日本には絶望感しかないです。
【ウルフさんのご意見】
断固反対!
福島県いわき市出身の東京在住の者です。断固反対! 港で育ち今でも潮風香る地元の海が大好きです! だから断固反対! 民意に耳を傾けない政治家は早く退場しろ!
【半身棺桶さんのご意見】
原発の環境汚染
今回の汚染水放出は言われる通り事故による環境汚染をなかったものとしての話です。風評被害というけれど、事故によって放出された放射能が海にどのように堆積されているか、地上に堆積した放射能が今後どのように海に流れているかなどすべて無視した話です。どのように水で薄めようがその水も最終的には海に流れ込む中の一部であり、何万年スパンの放射能を考えればどのような危険をもたらすかしれないものでしょう。今生きている人間は全部死んだ後のことだからというのはあまりにも無責任です。
原発の問題では、普通に稼働している原発の冷却水の問題もそのように思います。短期のスパンで見れば化石燃料などの方が地球温暖化に影響が大きいように見えますが、世界でこれだけ多くなった原発の冷却水が海水に与える影響は大丈夫なのでしょうか。研究や監視はされているのでしょうか、不安です。
ついでに言えば、地球温暖化で日常生活での問題だけがいつも問題にされていますが、戦争で費やされている化石燃料、爆薬などの膨大な消費は検証されているのでしょうか。とどまるところを知らない宇宙開発競争に使われる燃料の影響も調べてほしいものです。生活にかかわる消費に比べれば微々たるものというのかもしれませんが、大事なのは生活であってそこにしわ寄せが来るのであれば本末転倒です。
【弓場清孝さんのご意見】
福島第一の処理(汚染)水海洋放出ついて 先だって岸田首相は米国に行き日米韓首脳会議を行っています。その中において、日米同盟の強化は当然のように話し合われ、岸田首相は帰国後すぐに福島第一を訪れ処理水の海洋放出の日取りを漁業者抜きで東電職員と勝手に決めて、漁業者の人たちには「数十年にわたろうとも全責任持つ」とか、言い放ちました。これはあまりにも無責任だと思っています。 ちなみに放射能で汚染された食品などが、人の口に入れば、どうなるのだろうか? 「ただちに影響は無い」と政治家の誰かがむかし言いました。今回の場合は、一応は処理されてはいますが、汚染水に変わりはありません。なぜなら、まず、トリチウムはβ線として残り、除去できない他の核種もあります。東電はトリチウムの線量を計測するのにγ線測定器を使ってみせたこともあり、まるで詐欺のようでもありました。一事が万事、東電の体質は信用や信頼できるものではありません。 さて、トリチウムも含めこれらの放射線は人の身体にどういう影響を与えるのでしょうか。希釈され、放出されるから大丈夫と思われている方は大変おめでたいと、東電の他の原発で働いた事もある私は思います。 例えばトリチウムが身体に入ればDNAが傷つくことなどは明らかになっています。つまり、内部被ばくするということです。そのような汚染水を海洋に放出する目的は放射能の影響を隠蔽するということ以外の何ものでも無いと思います。広島・長崎への原爆投下やビキニ環礁、福竜丸事件とキリがありません。海洋汚し放題を薦めているのは中国にケンカを売りたい米国とも考えられます。その米国に従属する日本で岸田首相が「責任を持つ」と言ったところで、持てるわけもありません。世界の恥さらしとはこの事でしょう。内堀知事も自分の地位を逃したくないから、岸田政権に従うという姿勢が明らかです。県民の事を考えているとは思えません。
【ゴッサム市民さんのご意見】
内堀氏の責任 県知事の記者会見で一人につき一問というのは酷すぎる対応だと感じる。安倍晋三内閣の官房長官が記者会見を骨抜きにしたが、地方自治体が中央官庁の猿真似をしてどうするのか。公務員はこの10年市民を向いて仕事をしてこなかった。その問題がこういう記者会見に臨む姿勢で「見える化」される。 本題はここから。 内堀氏は震災当時の副知事で原発事故対応にあたった責任者と聞く。ということは県の震災対応の情報をコントロールしていたことは十分に考えられ、その後知事となって震災からの復興の陣頭指揮を取ってきた。 東電の汚染水問題についても立場上初めから情報は把握しているはずである。つまり12年のあいだ県として汚染水問題をはじめとする原発事故現場をどうするのか、関係者の中で一番詳細に現状を知り、政府や東電に県や市民の要望を伝えることができる立場だったはず。それなのに、この期に及んであやふやな返事しかしないのは知事として不適格と言わざるを得ない。 復興の掛け声の元、原状回復などとは似ても似つかない(その意味では住民無視の)復興事業。と同時に東電の免罪にもつながる汚染水放出の黙認。どう考えても福島県民のために働いている知事の姿勢ではない。この知事を圧倒的に支持する福島県民にガッカリ。
【チコちゃんさんのご意見】
議論を避けている
この10年かかってなんら議論らしい議論は避け、海外も国内も買わない人が多いにもかかわらず、丁寧に説明したら買ってもらえると思っている。海洋放出はいつまで続くかもわからないのだから、農産物以上に打撃だろう。それまで福島の漁業が持つか? 何故宮城県知事や宮城県議会は反対声明を出しているのに福島県は出さないのか? 誰が責任者なのかさっぱりわからない、聞く耳のない会見だったと思います。
【ユーケーさんのご意見】
責任の取り方
いろんな角度からの質問ありがとうございました。
福島県知事や東電社長に、「基準値超えた魚取れれば即辞めますよね」とか、具体的に聞いても曖昧な答えしかしないと思います。が、そういったリアルなやり取りを逐一公開しないと(日本政府に対しても)、この人たちにとっては、放射線処理よりも、忘却が1番の望むところなので、しっかり見届けないといけません。
【kさんのご意見】
報告書の実態 中国メディアがIAEA報告書の実態を報じました。 日本政府とIAEAの福島のタスクフォースは委託関係にあり、報告書はIAEAやその加盟国を通さず、日本の一方的な委託によって実施されたものだった。これでも一部だが、信じられない程杜撰だと思う。この報告書の実態を日本のメディアは一切取り上げないと思う。【人民網時評】IAEA報告書は福島原発汚染水海洋放出の「許可証」では断じてない--人民網日本語版--人民日報国際原子力機関(IAEA)が日本の福島原発汚染水の処分に関する包括報告書を発表すると、原発汚染水の海洋放出に反対する声が各地で高まった。(文:羅歓欣・中国社会科学院国際法研究所副研究員、中国社会科学院
【hypergreenさんのご意見】
海洋放出に固持する国と東電
反対派の皆さんの意見を一切聞かず、福島の漁業関係者との約束を反故にし、国は汚染処理水の海洋放出を決定しました。とうてい許されない暴挙です。
今回の記事を拝読しましたが、やはり国と東電は最初から汚染処理水は海洋放出する事に決めていたようですね。彼らにとってそれが一番なんでしょう。
これから何十年どれだけ海が汚染されるのか? そんな事はかけらも考えていないのでしょうね。
さらに、この代償を日本全体で支払っていかなければならない。
早速、香港は日本の水産物の一部地域からの輸入停止を発表しました。これからこのような他国の制裁や損害賠償がどれだけ増えるか? 想像するだけで恐ろしい話です。福島の復興どころか、日本の漁業全体の衰退に繋がる今回の汚染水海洋放出決定に改めて反対を申し上げて終わりといたします。
【ぽちたまさんのご意見】
海水に放出された処理水の安全性については心配に思っています。 参考になるのか分かりませんが、処理水がどの様に移動するか? シミュレーションしているサイトを確認しましたので、ご確認頂ければと考えます。サイトの中にある「海水採取データ(たらちね)」からの引用です。 季節によって北に南に、沿岸部を舐めるように、流れていく。北は仙台湾・石巻湾に滞留し、牡鹿半島も北上。南は小名浜近辺に滞留し、銚子沖まで到達している。 ……との事でした。 宮城~福島~茨城~千葉 を流れる感じです。DESPERADO
【Tamamiさんのご意見】
これ以上汚染をやめてほしい
日本人は現実を受け止めて改善するよりも、ネガティブな現実をなかったことにすることに躍起だと思う。選挙にも行かない、何事も他人任せ。原発の汚染水はネガティブな出来事をなかったことにする行為であり日本人自身のためにもあってはならぬことである。
【古野伸夫さんのご意見】
トリチウム水100%分離でなく、数%でも濃縮したらタンク数は激減します 1千tタンクが千基以上も林立する状態の風景は現代科学技術の象徴です。アルプスのアはアドバンテージ、発展途上であって完結技術ではない。東日本壊滅かと恐れた事態から、過酷な環境でよくぞここまでもってこられたことに敬服します。 海洋投棄を30年に渡ってするのが「科学的」と定義した8月24日は歴史的記念日です。屋外の千tタンクで10年たったら底に汚泥沈降するが、昼夜夏冬の温度差での不規則な対流があって複雑不均一な状態でしょう、適切な安全希釈のための水質分析は至難でおそらく不可能でしょう。海洋投棄先の水質分析の技術は向上してもこれをいかように判断するかの論争を後世に残しました。問題が顕在化したら直ちに放流を止めるというなら、その時どうするかを速やかに準備すべきです。 ウラン235と238の分別は6フッ化ウランのガス状態で、無数のカスケードで回転円筒型の遠心分離を延々と操作します。軽水、重水それぞれの質量が異なるので、加速度場での沈降と浮上に差異があります。液体の水処理では貯蔵タンクの底域そのものを旋回駆動槽に加工して、求心沈降分離槽、ピタクロンとして、多数段のカスケードが古くから提起されていますが、100万t規模の需要が無かったため実績はありません。千基規模で10年たったら、トリチウムは崩壊してになり30年たったら8分の1になります。重い水素元素のトリチウムの危険性はさておき、セシウム、ストロンチウムははるかに重いので沈降汚泥が残っているならこれを確実に分離除去すべきであり、これも叶えるでしょう。
【脇田さんのご意見】
どさくさに紛れてせっせと汚染水たれ流し 国、東電による汚染水の海洋放出はすっかり、日中の国際問題にすり替わっています。 そのせいで、国民の関心は海洋放出の是非から「中国はけしからん」という雰囲気になっています。東電は何事もなかったかのように粛々と汚染水をたれ流しに勤しんでいます。 こうして既成事実だけが積み上がること非常に憂慮します。 ため息しか出ません 国、東電の国民、市民に対する応答は「関係者の理解なしには放出しない」という約束を平気で破ったことに集約されています。 意見交換会に来られている国、東電の担当者はお役目としてここにいます。 個人的には発言された2人の母親である女性の心からの叫びにも思える必死の思いを感じ取っているでしょう。 しかし、組織として動いている以上私情が入る余地はないです。 国のトップが中国とケンカしてでも汚染水をたれ流しし続けると頑強に言い張ってます。国の面子にかけても止めることはないです。 今、国が国民市民に歩み寄る余地はないです。歩み寄ったとしても補償とか補助金で誤魔化さられるのが関の山です。 じゃあどうするんだという話になります。 結局のところ、国民世論の盛り上がりに期待したいですが難しいです。 大阪では市民の話題は、万博の行方がメインで福島の汚染水が話のタネになることはないです。 福島の汚染水のたれ流しを何とかして止めたいと思っていますが、後ろ向きの話で申し訳ありません。今月下旬に福島浜通りを訪問します。年に1回は現地を見たいと思っています。 裁判はとてつもなく長い持久戦になる 裁判の主役である放射能は色も匂いもない。 しかし、人体に悪影響を及ぼす可能性がある。 これが曲者である。今すぐに関係者全員が放出によって影響を受けるのであれば、勝負は早いが、何十年も先に何人かが発症したりしなかったりであるので、結局争点は言った言わなかったが延々と繰り返される。国、東電はそこが付け目でのらりくらりと逃げ回る。 生物学的解決策を狙っている。 即ち、原告全員が歳を取っていなくなるのを待っている。 今、係争中の福島原発裁判を見ていてそう思います。
【ウネリウネラから一言】
今回はコメントなしで紹介させてもらいました。みなさん、ありがとうございました!
コメント
脇田です。
掲載ありがとうございます。
実にたくさんの方々が汚染水の海洋放出に関心を持ち、
懸念しているか実感しました。
まともな説明もせず、強引に強行する国、東電に対して
怒りしかないです。
これからも声を上げ続けます。