ベネター著『生まれてこないほうが良かった』を買ってみる

 いま、「反出生主義」という考え方に関心をもっています。「反出生主義」とはなにか。難しいですが、ざっくり言うと “自分は生まれてこないほうがよかったし、今後子どもをつくるつもりはない” という考え方だと思います。それを展...

かぞえる ~アーノルド・ローベル『ぼくのおじさん』を読んで~

 私の母の実家は、高知県高知市にある。  私たちきょうだい3人がまだ小さかった頃、母は春や夏の休みになると、しばしば高知に帰省した。1週間くらいは滞在しただろうか。仕事で忙しい父は東京に残った。今思えば、子ども3人を連れ...

池田澄子句集「此処」とまど・みちお「くまさん」について

ウネリ:俳人の池田澄子さんが新しい句集「此処」(朔出版)を発表しました。感銘を受ける内容だったので、今日話をしたいと思います。 ウネラさんはこの句集を読んで、まど・みちおさんの詩「くまさん」のことを思ったそうなので、そこ...

名前も知らない誰かと人生が結ばれるということ ~~「でんしゃにのったかみひこうき」を読んで

ある冬の夕方、保育園に通う息子たち(次男と三男)を迎えにいく途中、遊歩道でふと足がとまった。道の脇には大人の腰丈くらいの木が並んでいる。葉をうち枯らし、薄茶色の枝をむきだしにしている姿は、どこかもの寂しい。なんて思ってい...