ウネリウネラ本をつくる①実は本をつくっています

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 タイトル通りですが、実はいま本をつくっています。中身がずいぶんでき上ってきたので、もうすぐみなさんにも販売用HPなどでご案内できると思います。

 「本をつくる」といっても、どこかの出版社から著書を出すとか、自費出版するということではなく、私たち自身が「版元」になりました!

  ※版元…図書などを出版する所。出版元。発行所。(デジタル大辞泉より)

 つまり「ウネリウネラ」という「出版者」になったんです。

 相変わらず夫婦とも定職がない状態なのですが、いろいろとみなさんに助けてもらいながら、一定期間は好きなことをやってみようと思っています。

いま現在もひとつひとつの作業を「これでいいのかな?」と思いながら、手探りでやっている状態なので、覚書のつもりで、本づくりの記録を書いていきたいと思います。

同じようなことをやりたい方もいらっしゃると思うので、ちょっとでも参考になれば幸いです(だいぶいい加減かつ無駄が多いのですが…)。

そもそも遠くさかのぼれば

 まずはこの「出版者化構想」へ至るまでの経緯を簡単にお話したいと思います。

私(ウネラ)はもともと、ものづくりが好きな質で、高校時代は一時美術系の学校への進学を目指していました(→挫折)。創作への未練を断ち切れず、大学在学中は小さな絵本を2冊つくりました(『たむたむ』『けたけた』。ともに絶版)。

 会社に入ってからはそんなことも忘れかけていましたが、いろいろとままらない出来事にあってからは、童話を書いてみたり、詩を書いてみたり、子どもの服をつくってみたりと、気まぐれに創作やものづくりに接することが、自然とまた増えていきました。

 ただ、放っておくと散らかし放題で何もかもやりかけになってしまうので、ここ数年は「俳句」というものにある程度対象を絞って、自分なりの創作を続けてきたのです。

 会社を辞めると決めた2018年ごろからは「退職金をつかって句集をつくるから」などと、ウネリや親しい友人に冗談交じりに話していました。もちろん、商業流通などを考えたものではなく、あくまで私家版の想定です。

 誰ひとりとしてそれを否定しませんでしたが、当の本人である自分自身が、自作にまったく自信を持てず、また、退職をめぐるいざこざにも疲れ果て、「句集を出す」という夢もまた、遠く忘却の彼方へと消えていったのでした。

ウネリの著書出版

 一方同じころウネリはといえば、『過労死―その仕事、命より大切ですか』という書籍をコツコツと執筆していました。

 ちなみにウネリは朝4時ごろから子どもたちが起き出してくる6時過ぎごろまでを執筆時間とし、夜間に筆をとることはまずありません。これは、自身が過労死問題を取材した経験から、過労死を自分事としてとらえ直したことによるのだと思いますが、その徹底ぶりは、遺族や亡くなられた方々へ、自分なりに固く誓ってそうしているようにも見えます。

 私はといえば、三日と同じリズムで生活できない人間ですし、その頃は布団から出るのもままならないような日も多かったので、ウネリがまぶしく見えました。

 それでも、ウネリが書籍の内容の組み立てから校正まで、私に都度意見を求めてきてくれ、その意見が反映されたりしているうちに、自分のなかに立ち込める「無用感」のようなものが、だいぶ薄らいでいった時期でもありました。

 その同じ年の年末、ウネリは『「れいわ現象」の正体』という本も書きあげることになりました。同じ年に二冊の単著出版は、私たち自身も想定していないことでしたが、その成果がいまの「ウネリウネラ」という物書きユニット結成につながっています。

 そして、ウネリの執筆活動を傍らで眺め続けていた私は「出版」やら、本の「流通」やらについて、ひそかに興味を持ちだしていたのでした。

(続く)

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