1月6日付の文章「タブレット端末を使った小学校の授業」について、読者の方からご意見をいただいております。一つずつ順番に紹介します。
※前回までの投稿は、浦島清一さん「物事の不思議さを感じられるのか?」
今回は、ペンネーム「ゴッサム市民」さんのご意見です。
【ゴッサム市民さんからのご意見ご感想】
題名: ICT教育雑観
メッセージ本文:
「情報機器を使って教育する」ということの目標が、「機器を使わせること」になってはいないか?
そんな感じを受けるなあ。
大昔からある「教科書を教えるのか、教科書で教えるのか」論争の、「教科書」が「タブレット端末」に変わっただけ。で、授業を見ると「を教える」のがほとんど。せっかくの情報端末を活かした授業になっていないようだ。考え始めるとキリがないが、いつの世も教育に求められるのは、人づくり。目標を見失ってはダメだね。
【ウネリウネラから一言】
「教科書を教えるのか、教科書で教えるのか」論争 というのがあるんですね……。
子どもたちから話を聞く限り、まさしく「タブレット端末で教える」というより、「タブレット端末を教える」状況になっていると感じます。
1月6日付の文章「タブレット端末を使った小学校の授業」 では、文部科学大臣によるメッセージを紹介しました。引用部分以外ではこんなことも述べていました。
忘れてはならないことは、ICT 環境の整備は手段であり目的ではないということです。子供たち が変化を前向きに受け止め、豊かな創造性を備え、持続可能な社会の創り手として、予測不 可能な未来社会を自立的に生き、社会の形成に参画するための資質・能力を一層確実に育 成していくことが必要です。
文科省ウェブサイト「文部科学大臣メッセージ」
文部科学大臣は「手段であり目的ではない」と言っていますが、学校の現場ではまさに「手段の目的化」が進んでしまっていないでしょうか。
この「手段の目的化」について、ウネリウネラは「学校の先生たちが悪い」とは思ってません。本当にタブレットを使った授業がいいのか。失われるものはないのか。それを考えるべきだと思うのです。
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