マスクで体育はやっぱり苦しかった……

 先日(5月18日)、子どもの体育の授業でのマスク着用の件をツイートしたところ、思った以上に多くの方から反響をいただきました。こんなツイートです。

 フォロワー数は1千人あまりですが、500以上もの「いいね」をいただきました。

 

 気になったので、昨日朝の勤務が終わっていったん帰宅した時、小学3年生のわが子に詳細を聞いてみました(ちなみに子の通う小学校は現在、週2回登校日があり、昨日は休みでした)。


 子どもの話の要点は以下です。

  • 授業は午後2時40分ごろから、体育館で40分ほど行われた。3年生の4クラス合同で 実施。分散登校のため、1クラスの児童数は半分になっているが、それでも50人以上は集まっていた。
  • ほぼすべての児童がマスクを着けたまま体育を行った。先生から「体育のあいだはマスクをはずしていい」という指示はなかった。

 この時点で私はびっくりしてしまいました。

 わざわざ分散登校にしているのに、屋内に学年全員の子どもたちを集めてしまっては感染対策の意味がありません。

 

 気を取り直して、実際なにをやったのか聞きました。すると……

  • 前半=体育館内のランニング

 具体的には、体育館の横の長さ(15メートルほど?)を何往復かする。ジョギングからはじまり、スキップで1往復、寝た状態から太鼓の音で起き上がって走る、半分まで四つん這いで進んでから後半はダッシュ、など。

  • 後半=その場でできる体力トレーニング

 まずは、体幹。腕立て伏せの姿勢をキープして20秒数える、両手両ひざを床につけた姿勢から右足・左手を体と水平にのばして20秒数える、など。

 次に、動きのあるトレーニング。

「クライマー」=腕立て伏せの姿勢から右足、左足を交互に曲げ伸ばし。20回。

「ワンハンドスクワット」=直立の姿勢からスクワットをすると同時に片手で床をタッチ。20回。

「バービージャンプ」=直立→しゃがむ→腕立て伏せの姿勢→しゃがむ→立つと同時にジャンプして頭の上で手をたたく、をくりかえす。20回。

「ひざ・ひじタッチ」=両ひじを肩の高さにあげ、右ひじと右ひざがぶつかる程度に足を上げる。次は左ひじと左ひざ。これをリズミカルに。20回。

 

 いかがでしょうか? 結構きつそうではないですか?

 後半の「体力トレーニング」は子どもがプリントを持っていました。そこで、子の指示を受けながら、私が実際にやってみることにしました。もちろん、マスク着用です。その結果……

 かなりバテました。

 「動きのあるトレーニング」から苦しくなってきて、「バービージャンプ」20回でかなり息が切れました。ハアハアいってマスクが口元に張り付きました。もちろん私の運動不足のせいもありますが、それにしても、きつすぎではないでしょうか?(父が苦しんでいるのをみて、子はなぜか少し勝ち誇ったような表情をしていましたが…)

 教育委員会に聞くと、「体育をやるな」という指示は出していないそうです。

 この時期に体育をやるか、どれくらいの強度の運動をさせるかは、各学校の裁量に任されているようです。

 マスク着用については、「基本はマスク着用だが、暑い時期になったら、熱中症にも十分注意しなければならない」とのことでした。

 うーむ……。

 私の意見を言わせてもらえば、この時期にあえて体育の授業はしなくていいと思います。

 授業数の消化のためにどうしても必要なら、先生が手本を見せるだけでいい。プリントもあるのだから、「あとは家でやって」と課題のような扱いにすればいいのではないでしょうか。

 うちの子どもは運動が好きで、それなりに体力もあるほうだと思いますが、体力があまりない子やこの期間中運動不足になってしまっている子などが、倒れなくて本当によかったと思います。

 

 私が子どもとバタバタやっていた昨日、文部科学省が全国の教育委員会あてに通達を出しました。

「運動を行う際にマスクを着用する場合、十分な呼吸ができなくなるリスクや熱中症になるリスクが指摘されております。このような運動時のマスク着用による身体へのリスクを考慮して、学校の体育の授業におけるマスクの着用は必要ありません」

「体育の授業は、熱中症事故の防止に留意しつつ可能な限り屋外で実施すること。体育館など屋内で実施する必要がある場合は、呼気が激しくなるような運動を行うことは避けること」

 文科省に言われるまでもない。常識的に考えれば分かることです。

 子どもの命にかかわることです。いろいろ事情があるのだとは思いますが、学校の先生たちはきちんと児童・生徒の安全・健康に目を配ってほしい。教育委員会は学校任せにするだけではなく、事故防止のため危ないことはさせないでほしい。強くそう思います。

 

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