本日午前に紹介した「子ども脱被ばく裁判」の判決言い渡しがありました。

結果ですが、原告団(福島の親子たち)は「不当判決」と受け止めています。

先ほど紹介した「論点」、原告側の訴えは残念ながら届かなかったようです。

詳報に先立ち、書いておきたいことがあります。それは、「本日の裁判長の対応にはとても不満だ」ということです。

理由は以下です。

裁判長による判決言い渡しは、午後1時半から行われました。

「主文。原告の訴え・請求を却下する。訴訟費用は原告の負担とする。以上。閉廷します。」

ほとんど、これだけです。数分で法廷は閉じてしまいました。

傍聴していた私は呆気に取られてしまいました。

通常、判決言い渡しは「主文」だけでなく、そういう判断に至った「理由」を説明するものです。それが全く、ないのです。

もちろん、判決言い渡し後に原告と被告に配られる判決文には理由が書いてあると思います。しかしそれを法廷で全く読み上げないのは、異例です。

大きな裁判の判決文は数百ページにわたりますので、裁判長はふだん、判決文のエッセンスをまとめた「要旨」をつくり、それを法廷で読み上げます。それすら一切ないのです。

提訴から7年にわたる住民訴訟を「大したことのない裁判」と軽んじているのか。それとも、原告たちの前で読み上げる自信のない判決なのか。そんなうがった見方さえしたくなるような振舞いでした。

このようなわけで、どういう理由で原告敗訴なのか、法廷を傍聴しただけでは、そのアウトラインすら分かりませんでした。

詳細はまた後ほど書きたいと思います。

福島地裁前=牧内昇平撮影

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