東京五輪がそもそも抱える問題点~コロナとかではなく…~

 朝から聖火リレー、聖火リレーと騒がしく、「なんだかなあ」と思う一日なので最近「弁護士ドットコムニュース」に発表した記事を紹介します。

「多様性が大事」と言うけれど… 東京五輪、美辞麗句の裏で進んだ〝選別と排除〟 – 弁護士ドットコム (bengo4.com)

 ジェンダー・セクシュアリティ研究の専門家、都留文科大学などで非常勤講師をしている福永玄弥さんへのインタビュー記事です。ウネリウネラとしては「とても大事なことを語ってくれた」と思っています。

 福永さんはまず、「五輪はいったいどういうイベントなのか日本中を巻き込んで東京で何をやろうとしているのか、そこを考えなければいけない」と問題提起します。

 そして、「五輪が近年、重視しているキーワードの一つが『ダイバーシティ』という言葉です。東京五輪も積極的にこれを使っています」と言います。

 ここからの指摘が鋭かったです。

 「日本では、たとえば性的マイノリティーの分野について言えば、『ダイバーシティ』という言葉は、『社会や経済に貢献できる、役に立つLGBT』を承認しましょう、という文脈で使われてきた歴史があります」

 そして、この「LGBT承認」で先頭を走っている(と思われている)都内のある区を紹介し、そこで同時に行われている「排除」に言及し・・・

 という展開で、とても勉強になる話を聞かせてくれました。

 ちなみに、この記事は東京五輪関連で福永さんに聞いたインタビュー記事の「後編」です。

「前編」は以下の記事です。

「男社会」「わきまえない女」から排除される人はいないか? 森氏批判から考えるジェンダー – 弁護士ドットコム (bengo4.com)

 こちらも福永さんが鋭い視点で語ってくれています。

 社会的な運動が盛り上がっていったとき、必ずメーンストリームから外れてしまう人が出てくる。社会を良い方向に変える運動を前進させていくことはもちろん大事だけれど、同時に、そこからこぼれてしまう人への配慮も欠かせない。そんなことを考えました。

 福永さんの今後の研究活動に注目しています。ありがとうございました。

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